腰痛は温める?それとも冷やす?

今年に入ってから腰痛で来院される方が非常に増えています。

原因はおそらく、急に寒くなったのと年末年始をゆっくり過ごしていて普段の日常生活と違う動作が多かったからだと思われます。

多いのが、長時間の座位姿勢。いわゆる座りすぎですね。長時間同じ姿勢でいたため、骨盤を含めた関節や筋肉に負担がかかり、その状態でまた平常どおりの家事や仕事をしたため負荷がかかったのではないかと思われます。
腰を痛めたときに温めたほうがいいのか冷やしたほうがいいのかわからないという質問を良く受けます。これは、急性腰痛といわれるような症状の方(いわゆるぎっくり腰というような強い痛み)は患部を冷却しなくてはいけません。

なぜなら、痛みがでているところには炎症が起こっているからです。

風邪を引いて熱がでている人がお風呂に入ってゆっくり温まったら熱が上がるのと同じように、痛みのでている方はその患部に炎症が起こっているため熱を加えることによって炎症が強くなってしまいます。

 

そもそも、人間の体はたんぱく質が主成分ですから熱を加えすぎると体には負荷がかかってダメージをうけてしまいます。

卵と似ていますよね。

生卵をお湯に入れると固まります。これはたんぱく質が熱によって壊れて固まってしまうのです。
一度壊れたたんぱく質はいくら冷やしてももう元には戻りません。

大切なのは、熱を加える(加熱する)ことではなく保温することなのです。

よく腰が痛いからと言ってカイロを張っている方がいますが、僕はかならずやめるように指示します。この理由は先ほど言ったのでお解かりですよね。
では、冷やすことがいいのかというとそういうわけではありません。冷えは身体には悪いのです。
たとえば、プールの中に長時間浸かっているとか、寒い日に薄着で外にいるとか、冷房の聞いた部屋に長時間いる…といったように
体の広範囲を冷やすと体温が下がり身体には良くないです。
大切なのは患部だけ温度を下げてあげるということです。

 

患部のみを冷却(氷)で熱をとってあげると体温低下は起こらずに患部のみの温度が下がります。患部のみ熱を取るために冷却(氷)してあげることが大切なのです。

冷えと温める(加熱)が良くない理由と患部の冷却が必要なわけを解っていただけたでしょうか?